くらし
常磐自動車道および国道6号線等の線量測定結果
目的
川内村教育委員会として児童生徒の安全・安心の確保の観点から、独自に移動に伴う「個人積算線量の測定値」をもとめ、今後の教育活動の資料とすることを目的に、長崎大学の協力により測定を行いました。
川内村から南相馬市やいわき市へ向かった時、通行した道路の違いによって我々の身体が受ける放射線量を把握するため、平成28年3月14・15日に放射線量の測定を行いました。
測定方法
天候は晴れ、経路1.から4.の道路を乗用車で通りました。
経路1. 村役場~国道399号~県道36号~(常磐富岡I.C.)~常磐自動車道~(南相馬I.C.)~県道12号~南相馬市スポーツセンター
経路2. 村役場~国道399号~288号~県道349号~12号~南相馬市スポーツセンター
経路3. 村役場~国道399号~県道36号~(常磐富岡I.C.)~常磐自動車道~(広野I.C.)~広野町役場
経路4. 村役場~県道36号~287号~41号~国道399号~広野町役場
放射線量の評価として、「乗用車車内の空間線量率の測定」と身体が受ける放射線量を評価できる「個人積算線量の測定」を行いました。
結果
経路 | 所要(測定)時間 | 個人積算線量 |
---|---|---|
1
|
1時間4分 | 0.21μSv |
2
|
2時間14分 | 0.29μSv |
3
|
45分 | 0.12μSv |
4
|
1時間25分 | 0.11μSv |
考察
今回通行した道路には、国からの指示を受ける帰還困難区域周辺を通る道路を含みますが、通行によって受ける線量は限られており、短時間の通行によって健康に影響を及ぼす線量を受けるわけではないと考えられます。
(2016年4月1日 長崎大学)
関連ファイルダウンロード
- 常磐自動車道および国道6号線の線量測定結果PDF形式/614.03KB